メンテナンス

Q&A

正面メンテナンスとはなんですか?
人は、冷たいものから熱いもの、軟らかいものから硬いものまで多種多様のものを食べます。そして1日何千回と噛みしめる強い力、これらの過酷な条件の中で、長年使用される金属などの材料に疲労が起り、欠けたり、割れたりしやすくなり、2次的な病気をおこします。そこで2次的な変化がおこらないように、おこっても早期に発見できるように定期健診が必要になります。専門的にはこれらのことを「メンテナンス」といって、治療後の検診とお手入れを指します。
歯磨きの状態が正しく励行されているかどうか、噛みあわせの状態はどうかなどを調べ、患者さん自身ではどうしても不可能な部分のお手入れを専門的に行い、1日でも長く健康な口腔を保つために、歯科医師と患者さんとで協力しあっていきます。

どれくらいの頻度でメンテナンスをうけるのがいいのでしょうか?
一人一人のお口の中の状態によってメンテナンスの間隔はかわってきます。歯周ポケットの深い部分があり、ご自身ではクリーニングできない部分がある方、経過観察中の初期虫歯がある方は2~3ヶ月あるいは6ヶ月に一回のメンテナンスが必要です。
歯科の病気が全くない健康な人でも、1年に1回は定期健診を受けましょう。歯科の病気は自覚症状が出たときはかなり重症です。初期の虫歯をご自身で発見するのはなかなか難しいものです。歯肉の病気も同様です。歯磨きの状態や自分ではどうしても気づかない歯石の除去など、1年に1回は必ず専門的なお手入れが必要です。

治療が終了したらもう通院しなくていいの?
歯科の治療は1度きちんと治療したからといって永久に良いということは絶対にありません。治療前のその人の病気の程度によって、治療内容は異なりますが、単に虫歯の部分を削ってつめただけで終わるものから、冠や入れ歯を入れることにより全体を治すものまで様々です。
冠に使用された材質の問題、入れ歯の設計による力のバランスの問題、さらに歯をささえる骨(歯槽骨)のダメージの状態などによって修復後に変化が生じてきます。全身的な病気により身体が急に弱くなると、歯や歯ぐきも弱くなることもあります。そのようなことを防ぎ、よりよい状態を維持するためにも、定期健診と専門的なお手入れ(メンテナンス)が必要です。